2023年9月20日あがり症を抑えて話すポイントとは?
★あがり症の人はとても多い
ベーシックコースの受講生に「今までに人前で話していてあがってしまった経験がある人はいますか?」と質問すると、ほぼ全員が手を挙げます。
また、アタックスグループが主催している『社長塾』で同じ質問をしても、やはりほとんどの人が手を挙げます。
世の中にはあがり症の人が本当に多いんだな、と思います。
なので、もしあなたもあがり症なら、「自分だけ人前であがってしまう」などと自分を追い込む必要はありません。
あがるのはあなただけではないのです。
実は私も、若い頃はかなりのあがり症で、少人数でも人前で話すと緊張してのどに空気があがってくる感じになりました。息苦しくなってしまい、それが更に緊張を誘います。当然、上手く話せたという気がしませんでした。
今でも、話す前はそれなりに緊張します。しかし、話を始めると落ち着いて話すことができますし、自分が言いたいことも言えるようになっています。
そこで、今回は、人前であがらずに話すためにポイントを3つ、お伝えします。
★話の内容に自信を持つ
1つ目は、自分が話す内容に自信を持つことです。
話す前に話の内容をあれこれと考えても、「どうも今一つしっくりこないなぁ」ということがあります。そういう時は、「仕方ない。この内容を話そう」と思って話しますが、説得力のある話ができません。
自分が納得できない話は、自信が持てないので、話しているうちに段々と気持ちが後ろ向きになります。話している最中に「つまらない話だなぁ、と思われてるかなぁ」と不安になり、あがってしまうのです。
逆に「この話がしたい!」「このキーワードを伝えたい」と思える内容なら、自信を持って話すことができます。
ぜひ話す前に「この内容で話したい!」と思えるまで話を練りあげるようにしてください。
★大きな声で話す
2つ目は、大きな声で話すことです。
人前で話している時は、どうしても聞き手に見られている、ということを意識してしまいます。
この見られているという意識が、聞き手の発する圧力のように感じられ、それに圧倒されてしまうと気持ちが押されてしまい、あがってしまいます。
話している人が聞き手の圧力をはね返すには、大きな声で話すのが最も効果的です。
多少話に自信がなくても、話の出だしから少し大き目の声を出せば、話すことに勢いをつけることができます。
そして、話しているうちに自信を持つことができるようになるのです。
★話のあらすじを作る
そして3つ目は、話のあらすじを作ることです。
話の全文を書いた原稿を作って丸覚えをして話すと、次の言葉が出てこないと詰まってしまい、話が続かなくなってしまいます。
そうではなく、話す内容を考えて、その要点を個条書きにしましょう。
そして、それぞれの項目で、これを話したい、ということをまとめて何度か声に出して練習します。
練習しているうちに話のストーリーが頭に定着して、本番でも詰まらずに話せるようになります。
日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中セミナーではスピーチ練習を30回以上するようにお願いしています。
これを繰り返してスピーチに慣れてくると、それほど練習しなくても言いたいことは話せるようになります。
これが言いたい、という要点をしっかりと認識していれば、準備した言葉とは違う言葉を言ってしまっても、あわてずに話を続けることができます。
★日本話し方センターで話し方のトレーニングを積みましょう!
これを話したい、と思える話題を見つけて、その話の要点を個条書きにして、話せるようになるまで準備をします。
本番では、大きな声で聞き手が発する圧力をはね返しながら話すことができれば、納得のできるスピーチができます。
これらはすべてベーシックコースや2日間集中セミナーでお伝えしている内容です。
それ以外にも話し方全般について、受講生お一人おひとりに合ったトレーニングを提供し、受講された多くの方がその成果を実感されています。
ぜひ「受講者の声」をご覧ください!